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「いってきます!」
そういうとナタリーは、旅に出た。
ひとりでカリフォルニアに南下し、海辺のキャビンで本を読んだり、美術館に一日こもったり、
自転車でワイナリー巡りをしてくるんだ!と幸せそうに。

 

「いってらっしゃい… 」
見送るのは「本当にぼくたちをおいていってしまうの!」と泣きそうな夫(45歳)と
「いい子にしてたらおみやげしこたま買ってきてあげるわよ」のママの言葉にうまくだまされ(今のところは)
にこにこ手を振るふたりの子供たち(8歳と4歳の♂)。

 

“I need a break.”
(わたしには休暇が必要よ。)

 

ナタリーは、よくそういってはいたけれど、まさか10日も家族をおいてひとり旅にでるとは!あっぱれ!

 

結婚して長男が生まれるまでは、シアトルのTV局のマーケティング・ディレクターをしていたというナタリー。
子供をまっとうに育てることはフルタイムの立派な仕事だとスパッとキャリアを捨て家庭に入ること8年。
ふたりの息子の優しいいいお母さんである。学校のボランティアにも積極的で毎日大忙しである。
だけど、彼女は満たせれてはいなかった。

 

「いつになっても育児って楽にならないじゃないの」
「自分が誰だか、なにがしたいんだか、自分がよくわかんなくなちゃったのよ」
そう彼女はいっていた。
なんでも手伝う優しいだんなに文句はないが、彼はしょちゅう出張でアメリカ中を飛び回っている。
それを彼女はちょっとばっかし「ずるい」と思っていた。
仕事とはいえ、ひとり旅。「いいなあ」と思っていた。

 

そして彼女は思った。
「わたしも出張にいくべきだ」と。

 

会社にいれば自己啓発セミナーだ、トレーニングだと、毎年わかりやすいステップがある。
自分の強み、弱みをいやでもわからせてくれるシステムがある。
家庭に入ったわたしたちには?
今以上の自分になるために誰がどうしてくれるわけ?
だーれもなんにもしてくれないじゃない!
毎日毎日忙しく過ぎていくだけじゃないの!
わたしが行動にでなければ、わたしは変われない!

 

そして彼女は、「わたくし人間としてますます磨きをかけるためにちょっとお暇をいただきます」と宣言し
旅の支度を始めたのだった。
妻でも母でもない自分と向かいあいに行くために。あっぱれナタリー!

 

一人旅。
わたしも大学時代、アメリカ、ヨーロッパとひとりで旅してまわったっけ。
ベルリンの壁(まだあったのよ)の向こうにもいったし、マドリッドでひったくりと闘ったり、
スリリング&ダイナミックな経験をしたもんだ。
誰にもふりまわされず自分の意思で行き先を決め行動をした。
一日が濃かったよな。あれから何年たつのだろう...。
今こそまたひとりになりたいお年頃。
「ひとり」でいられることをとってもありがたく受け入れられる。

 

そんなことを考えていたら偶然日本のニュース番組で「今、おひとりさまが増加中!」と
特集を組んでいるのにでくわした。今日本でも女性の「おひとりさま」が増えていて、
女性がひとりでご飯を食べたり、バーにいったり、温泉にいったりするのがじわじわと
ブームになっているそうだとか。

 

いい方向に時代は動いているなあと思う。
人の目など気にせず、ひとりを楽しむ女性が増えているなんて!
そうさ、ひとりは、寂しくなんかない!
みんなもひとりを楽しもう。
リチャージ、リフレッシュするには、ひとりが一番。
ゆけ、ゆけ、おひとりさま!

 

おひとりさまでシアトルに来たい人は、素敵なおひとりさまスポットおしえてあげる!
Let’s Go Feisty!

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