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つよくあかるくたくましく生きる女性のみなさまのパワーアップ&リチャージにおススメの旅・アメリカのデスティネーションをご紹介!行って、見て、食べて、飲んで、あなたは何を感じるでしょうか?アメリカを大股で歩いてみましょう!今回は、ワシントンDCにある National Museum of African American History & Culture( 国立アフリカンアメリカン歴史文化博物館)についてお伝えします。

“African American (アフリカンアメリカン)”とは、アフリカ系アメリカ人のこと。肌の色から”Black” と呼ばれてもいますが、アフリカからやってきた彼らのルーツをベースにした呼び方が、African American です。アメリカが植民地だった1600年初頭から始まったとされる奴隷制度。アフリカ系アメリカ人の歴史は、非人間的な奴隷としてアメリカ大陸に連れてこられたところから始まりました。その歴史の1ページ目からドキュメントした36000点以上の展示物が、ここ国立アフリカンアメリカン歴史文化博物館にはにつまっています。アフリカ系アメリカ人の生活・歴史・文化に特化した全米唯一の国立博物館です。

圧巻!総工費5億ドル!超モダンな博物館

スミソニアン協会の第19番目の博物館として5億ドル(約550億円)をかけて建てられた博物館は、ワシントンDCの観光名所、ナショナルモールと呼ばれる国立公園内にあります。

ワシントン記念塔を目指せば博物館はすぐそこ!

そこは、1960年代に公民権運動が展開された場所であり、アメリカの黒人の歴史を記すにはとてもふさわしい場所。そして、初のアフリカ系アメリカ人大統領となったバラク・オバマが大統領在任中に開館を祝うことができ、全米のアフリカ系アメリカ人にとってそれは誇り高き出来事でした。

オープニングセレモニーでのオバマ元大統領夫妻とブッシュ元大統領夫妻  © Leah L. Jones

オープニングセレモニーの様子は、こちらから。

博物館は地下から見て回りましょう。巨大エレベーターに乗り込み、連れていかれる先は、まるで奈落の底に落ちたような感覚を覚える空間。奴隷としてアフリカから連れてこられた日々からのアフリカ系アメリカ人の詳細な記録を目の当たりにします。地下は3つのフロアからなる History Galleries(歴史ギャラリー)で、一番下のC3からC1へ時系列に並べられた展示品を見ながら傾斜路をあがっていくようになっています。フロアごとのテーマは、このように分かれています。

C3: Slavery and Freedom 1400-1877
奴隷制度と自由
C2: Defending Freedom, Defining Freedom: The Era of Segeregation 1876-1968
自由を主張、自由を定義:人種分離の時代
C1: A Changing America:1968 and Beyond
変わりゆくアメリカ

リンチの写真など目を覆いたくなるような歴史の現実をつきつけられます。アメリカの長くて暗い歴史の爪痕を目の当たりにします。それでもそこから這い上がって、自分たちの力で自由を手にしたアフリカ系アメリカ人。その努力のプロセスが、今までわたしたちが知らなかった事実が、時系列に展示されていて、見学者を圧倒します。

© Collection of the Smithsonian National Museum of African American History and Culture

博物館の各所に、ビデオカメラの前で見学者の声を記録できるブースが設定されています。何を語っても自由です。実際に自分の先祖が奴隷だった人が伝え聞いたことを語ったり、人種差別について感じたことを語る子供などの動画が、後日YouTuBeで紹介されています。あなたも思いの丈を記録に残してみませんか?

ファイスティーなアフリカ系アメリカ人女性たちのムーヴメント

公民権運動中の女性たちの活動はメディアでもあまりとりあげてこられなかったようですが、博物館内には、ファイスティーな女性の活躍にもスポットライトが充てられています。

 

下から上へ、時代経過とアフリカ系アメリカ人の栄華に感動

奴隷時代から始まった展示物は、博物館の地下から上へとあがっていくほどに時代が進んでいきます。

奴隷時代からの歴史を学んだ後に見ると感動もひとしお。2008年に初のアフリカ系アメリカ人の大統領となったオバマのブースの前では、その歴史的意義を実感し、胸が熱くなります。

© Alex Jamison

奴隷の時代から差別と闘い続けたアフリカ系アメリカ人。
逆境に屈することなく、独自の文化を築きあげてきました。博物館の上層階には、音楽・スポーツ・芸術などさまざまな分野で成功を収めたアフリカ系アメリカ人の歴史がつまっています。

© Collection of the Smithsonian National Museum of African American History and Culture

ファンにはたまらないスーパースターの展示品をいくつかご紹介しましょう。

★ショウビジネス界一番の働き者とも称されたミュージシャン、ジェームズ・ブラウンの1965年のコンサートのポスター&ギター

© Collection of the Smithsonian National Museum of African American History and Culture

© Collection of the Smithsonian National Museum of African American History and Culture

★プリンスが1990年の Nude Tourで使用したタンバリン

© Collection of the Smithsonian National Museum of African American History and Culture

★NBAスター マイケル・ジョーダンが1985年に履いていたシューズ

© Collection of the Smithsonian National Museum of African American History and Culture

 

さあ、そのほかにどんなレア展示物があるか、自分の目で見に行ってみましょう!

アフリカ系アメリカ人独自の文化を学ぶには、「食」も重要ですね。博物館内のカフェでは、彼らのソウルフードも堪能できます。

Sweet Home Cafe でソウルフルな「食」を体験

C3 から C1 の展示を見たらひと休み。地下のコンコースにあるのが Sweet Home Cafe
博物館のカフェフードと見くびることなかれ!セレブなシェフをエグゼクティブシェフに迎え、アフリカ系アメリカ人の食文化の歴史も舌で学べるレベルの高いソウルフードがいただけます。ここでの食事の時間もしっかり予定していきましょう。フライドチキン・BBQポーク・カラードグリーン・コーンブレッドや、クレオール料理など本場のソウルフードがいただけますよ。

フライドチキン・ポテトサラダ・オニオンリングにビール!レベル高し!

充実の Museum Shop で、グッズや書物をお土産に

 

カフェからエスカレーターにのって1階に戻ったところには、Heritage Hall と呼ばれるスペースに、Museum Store があります。博物館に収められている展示物に関する書物や、アフリカ系アメリカ人が生み出したアート・工芸品・こどもたちのオモチャなど、ユニークな品々がそろっています。ここでしか手に入らないレアグッズは、お土産にぴったりです。

ワシントンDCに旅をするなら、ぜひおとずれてみてください。

National Museum of African American History and Culture

場所・開館時間

ナショナルモール
1400 Constitution Ave.NW
Washingotn, DC 20560

毎日 10am 5:30pm

入場方法

入場無料
ピークタイムには事前に入場時間帯を予約する必要あり。
Walk-up Days あり

アフリカン系アメリカ人の苦しみ、戦い、努力ーそして今があること、ぜひこの博物館を訪れて自分の目で見て、体験してください。彼らに敬意を表し、またわたしたちも逆境に負けず生きる力をもって、これからもファイスティーに生きていきましょう。

さあ、今日も、つよくあかるくたくましく!
Let’s Go Feisty!


つよくあかるくたくましく生きる女性のみなさまの心と体の糧となる情報を発信している Feisty Talk。今回は、1月19日に全米各地で開催された Womens’ March について、Go Feisty!本拠地シアトルからリアルな現状をお伝えします。
 

 
2017年1月20日にアメリカの大統領がオバマからトランプに変わり、始まったのがWomen’s March。Women’s March は、トランプ大統領の就任式の翌日、トランプの女性に対する差別的見解に抗議するデモとして発足しました。アメリカ史上最大規模の女性によるデモ大行進で、今年で3回目。今年は、1月19日(土)に全米各地で開催されました。
 

「分裂」を引き起こし続けるアメリカ・トランプ大統領

アメリカ社会は今、危機的な状況にあるといっても過言ではないでしょう。世界のメディアもアメリカ国内の「分裂」について語っていますが、マイノリティーとしてアメリカに20年以上暮らしてきて、これほど居心地の悪い思いをしたことがありません。トランプ大統領の登場で、表に出すことがはばかれていたアメリカ社会の陰湿な膿が一気に吹き出てきたようなかんじがします。それもじくじくとして、かさぶたになるのにもまだまだ時間がかかるようなひどい膿。
 

 
大統領としての品格・人格がない。
公然とマイノリティー・弱者を卑下する発言を続けている。
過去の女性関係について、大統領選挙を左右したとされるロシア疑惑、脱税問題など、嘘で固め、自分に対するネガティブ報道をするメディアを「フェイクニュース」の一言で逃れようとしている。
 
そんな人物が一国の長である。
その結果、わたしたちの毎日の生活の中でのヘイトクライムが増えている。
FBIのデータによると、トランプが大統領に選ばれた翌日から全米各地でのヘイトクライムが一気に増加したという。【The Washington Times “Hate crimes rose the day after Trump was elected, FBI data show” 】
 
Make America Great Again ! をスローガンに選挙運動をしていたトランプ。
この「偉大なアメリカの復活」のメッセージを、「非白人や女性、弱者の権利が確立されていなかった古き良きあの頃のカムバック」と取り違えたバカどもが残念ながら大勢いたようです。そして、女性やマイノリティーに対する侮辱を公言していた人物が、世界一の大国の長に選ばれた。そして大統領の言動を模倣して何が悪いか!という風潮が確立されてしまった。今までタブーとされていた、あからさまな人種差別、弱者への心無い発言がぼんぼんと飛び出てくる―それが今のアメリカ社会だ。
 
大統領に選ばれる以前からも人種差別的発言を続けてきたトランプ。
 
2018年1月に、ニューヨークタイムスが発表した記事『トランプの人種差別:決定的なリスト』には、トランプの許しがたい言動の歴史が一目瞭然である。
 
「黒人は怠け者」
「メキシコ移民はレイピスト」
「イスラム教徒のアメリカ入国を禁止させろ」
 
ヒスパニック系のミスユニバースのことを「ミス家事手伝い」と侮辱し、白人至上主義の団体や政治家を擁護...。今も毎日のように Twitter で言いたい放題の品もモラルもない大統領。
 

Womens’ March 炸裂する女性パワー

そんなトランプ大統領への抗議運動としてはじまったのがWomens’ Marchであるが、女性たちは、ただ文句をいいつづけているのではない。
 
TWO YEARS OF RESISTANCE.
TWO YEARS OF TRAINING.
TWO YEARS OF BUILDING POWER.
 
2年間の抵抗
2年間のトレーニング
2年間、力をつけてきた女性たち。
 

自分たちがサポートするアジェンダをプラカードにしてマーチに参加したシアトルの親子

 

男性もマーチに参加。ワシントンDCでのマーチ

 

アジェンダ入りの手づくりのブランケットをまとうシアトルの女性たち

 
2019年1月19日、女性たちはトランプ大統領のお膝元のワシントンDCを皮切りに、全米各地で、世界各地でアジェンダを抱えて集ったのだ。時間とともに忘れられてしまう抗議運動で終わることなく、これから前を向いて自分たちの力で何を変えていくのかを明確にした。
 

  • Ending violence against women & femmes(女性に対する暴力の撲滅)*femmesは、女性らしく生きる人々の意
  • Ending state violence(国家的暴力)
  • Reproductive rights & justice(生殖権と正義)
  • Racial justice (人種間の平等)
  • LGBTQIA+ rights (LGBTQIA+の権利)
  • Immigrant rights (移民の権利)
  • Economic justice & worker’s rights(経済的平等&労働者の権利)
  • Civil rights & liberties(人権擁護)
  • Disability rights(障がい者の権利)
  • Environmental Justice(環境正義)

 
1日限りの抗議活動ではなく、1年中アジェンダを抱えて活動し、自分たちの力で政策を、社会を変えていこうという勇ましいプランである。
 
この大きなムーブメントを率いるのが20名の様々なバックグランドを持つ女性たち
 
世界中の女性のファイスティーなエネルギーがWomen’s March で結集し、次のマーチまでにどれだけ結果を出せるか、そしてまた次のマーチまでに・・・と女性たちは自分たちに課したアジェンダの実現に向けて活動していくのだ。大統領が差別をするのなら、差別をなくさせよう。弱者を守らない法律があるなら、守らせよう。自分たちで世の中を変えていく。偉大なる活動である。
 

 

わたしたちが遠隔地からでもできること

あなたも傍観せずに、参加してみませんか?
 
ここから、アジェンダへの支持を表明できます。https://womensmarch.com/agenda
 
ここから、Women’s March のメンバーになれます。https://www.joinwomensmarch.org/
 
ここから、活動を支援するグッズが購入できます。https://shop.womensmarch.com/
 
差別するな!と抗議をするだけではなく、差別をなくすための提案、運動がはじまっています。携帯からのアクセスだけでもできることもあります。あなたもできることをはじめてみましょう!
 
さあ、今日も、つよくあかるくたくましく!
Let’s Go Feisty!